2000年12月8日
 またしてもお伝えすべきことがたくさんあります。いくらでも出てくるものですね。なんだか驚いています。こんなにたくさんあると、ひとつふたつ忘れるかもしれません。その場合はまた書きます。
 南雲堂サイト「R00m−S」の「LA自動車事情」、お伝えしていた通り、当WS刊の杉永さんが頑張ってくれて、稼働の準備が整いました。すでにデータは南雲堂に送られていますから、本日の夜にはご覧いただける予定です。
 Room−Sのこのページのため、昨日はフェアファックス・アヴェニューの「ピーターセン自動車博物館」までひとっぱしり行って、デジカメで展示品の写真をたくさん撮ってきました。だから今世紀初頭のアメリカ産クラシックカーを、たくさんご覧にいれられます。日本ではなかなか見ることのできない珍しい車たちです。二回分公開しますが、文章の分量多いから、読みごたえだけはあるでしょう。
 さてここに、「リンコのニューヨーク案内」の部屋も用意しました。だからリンコさん、さっそくニューヨークの見どころについて書いてください。嘘だと思ったら東時間の明日朝、Room−Sを覗いてみてください。tenさんが昨夜中に現在の扉を改良したデータを南雲堂に送ってくれているはずです。ですからその頃にはRoom−Sの扉は、BBSをはずして代わりに「LA自動車事情」と書かれ、「America’s Racing(Scene)」、それに「NY案内」という文字が入っているはずです。クリックしてこの部屋に入れば、「リンコのニューヨーク案内」とタイトルを出します。しかしこれは暫定的なもので、このWSの扉は近いうち、まったく新しいデザインに変わる予定です。
「NY案内」ですが、内容についてはいっさいの制約はありません。あなたがニューヨークの面白いと感じる場所について、われわれに紹介してください。自分のアパートの部屋はいいところだというのはちょっと困りますが、それ以外の場所ならどこでもいいです。横丁の古着屋でもパン屋でも、むろんエンパイヤーステートビルでも自由の女神でも、無名の場所でも有名な場所でもいいです。よそから来た人が自由に行ける、ニューヨークに存在する場所ですね。まあ病院案内でもいいですが、これは普通観光名所ではないですねー。でも書きたければどうぞ。
 構成も、現時点ではまったく何も考えてくれなくていいです。奇麗な場所、好きな場所、嫌いな場所、危険な場所、ストレンジャーの注意点、手当たり次第、行きあたりばったり、思いつくまま気の向くまま、ひたすら書きたいものを書いてください。文字数も、長くても短くてもいいです。型破りで愉快な、21世紀型の観光案内をお願いします。まあ週一回くらいの更新を目標に、しかし忙しければ適当でいいです。でも一回目くらいは早目に書いてください。そして、とりあえず杉永さんとこに送ってください。
 できたらデジカメの写真も付けてください。内容を説明する写真でもいいし、文章と何の関係もない雰囲気写真でもいいです。夜は水着ですごすそうですが、自信あったらその写真もどうぞ。でもそれ以上過激なものは今回は許してください。ネットで見せるなら7、80万画素もあれば送るのも楽だし、充分ですが、しかし将来、約束はまだできませんが、もしあなたが作家として売って出て、これらも手を加えて出版しようとなった場合とか、あるいはあなたの本にボーナス・トラックとして付けようかとなった際とかに、あまり軽い写真だと紙への印刷は厳しくなるでしょう。まあ200万画素以上のカメラで、中間画質・フルサイズ、400KB弱くらいの画質モードで撮っておく方が無難と思います。
 今回私は、「季刊03」の小箱のシリーズのグラビアでデジカメを使ってみましたが、上記くらいの情報量でなんとか見開きの写真でももちましたね。必要にして充分といったところ、でも季刊の当該写真は薄暮時なんでね、LAのピーカンともなるとまた話は違って、フィルムのカメラとの差がまだかなり出るかもしれません。 「季刊03・クリスマス特集号」の見本、早くも私の手もとに届きました。今回、T橋虫麻呂さんが撮った写真も入っていますよ。246ページと、248ページの虫みたいに小さな写真群がそう。虫麻呂さんが現場付近で買った使い捨てカメラで撮ったものです。244、245、248ページの大きな写真、247、250、252ページの小さな写真が、デジカメで撮ったものです。しかもこれらはすべてストロボをオフにしています。みんな薄暮時か、螢光灯だけの室内なので、こういう芸当はこれまでのカメラではできませんでしたね。
 クリスマスのハウス・デコレーションのグラビア・ページ、これはフィルムのカメラで、三脚を使ったバルブ撮影です。ここまで手間と時間をかければ、やはりフィルムのカメラはなかなかのものです。こういうハウス・デコレーション、日本にいてはちょっと目にする機会はないでしょう。
 原書房特製Tシャツも届きました。デザインが上品で、アメリカ人の友人たちにもすこぶる好評です。みんな袖口のところをぐいぐい引っ張って、仕立てがいいとも言います。
 9日土曜午後1時半、いよいよ馬車道有隣堂で、季刊クリスマス特集号、早売り即売会開催ですね。行くと言ってくださった方、SSK内部ではほんの数人なので、大勢来てもらえるものかとT橋さんはいたく心配しています。なんだか私の方も心配になってきて、この日来られる方の手には漏れなく渡るよう、頑張ってプレゼントの品を作りました。これも日本ではたぶん手に入らないもののはずです。当日は福引大会もやるそうで、変わった景品も当たるそうですよ。この景品が何かは私も知りません。加えて当日は、みなさんご存知の有名な方もいらっしゃるかもしれませんし、T橋さんはもちろん、原書房の若社長も出張していくらしいですから、原書房、なにやら社運がかかってきた気配です。神奈川と南関東在住の方、是非行ってあげてくださいね。T橋虫麻呂さんを男にしてあげてください。
 もうひとつ、南雲社長が悲願の「御手洗パロディ・サイト事件2」を、いよいよやりたいということです。5月の連休前発売を目ざしたいということなので、そうなら3月10日を締切りとしなくてはなりません。プリントアウトした原稿とデータ(FDなど)を、南雲堂まで郵便か宅急便にて送ってください。メイル送もよいと思いますが、この点の詳細は、追ってRoom−S「パロディ・サイト」の部屋で発表してもらいます。採用分の稿料は、前回と同じく本体価格の10%の印税を、ページ割で各筆者均等に支払います。言うまでもありませんが、書いたら私も同様です。
 今回は「密室」という言葉をキーワードにしたいと考えます。しかし広い意味での密室ですね。たとえば山田さんの「夢オチ忍者屋敷」もまあ密室です。このテーマで、御手洗もののパロディ&パスティーシュの傑作を期待しています。ふるってご応募下さい。選に漏れた作品は、Room−Sのパロディ・サイトで公開の可能性もありますが、しかしこれは筆者ご自身の意向を尊重します。
 この本が、おそらくはSSKノベルスの第一弾になるでしょう。表紙デザインはtenさんに担当してもらいます。
 最後にもうひとつ、あの石川良さんが、もう次回作「嘘でもいいから殺人事件」の脚本化作業に入ってくださっています。舞台にあげたのちは、テレビ化も狙いたい意向です。進行状況を刻々伝えてもらい、できればこっちのイヴェントも盛りあげたいものですね。今回はタックさんも出ますよ。
 来年の1月5日が稽古はじめとなり、1、2月が集中稽古、そして2月22日から25日までが本番で、会場は築地ブディスト・ホール。そういうスケジュールになっているそうです。今度はなんとか私も観せてもらいたいものと思います。もしそうなったら、大勢で観劇にいきましょうか。「嘘でもいいから築地オフ」。本当に嘘になるかもしれないけど。
 石川さんとメイルで話しているんですが、そのうち彼女の脚本で、SHINOさんに御手洗さんを演ってもらいたいものですね。男装の麗人という格好で、最高に格好いいと思いますよ。21世紀が明けて遠くないうちがいいですね。そうなったら私も全面協力しますからね。
 LAの車の逆走止めについて話題になっていましたが、これは本当にあります。でも道にはないですよ、さすがに。駐車場の出入口ですね。入口専用のところから出ようとすると、これがこっちを向いてあったりします。実際にこの上を逆に走ったらどうなるんだろう、タイヤは本当にパンクするんだろうかと気になっていたら、最近本当にやった人がいました。キャロル・クロガーという人で、たまたま隣にきた大型トラックがゆらりとかしいで、自分のベンツに倒れかかってきた(ように見えた)ので、キャーと叫んでフルスロートルでバックしたら、そこにちょうど例の車止めがあり、完全に突っ切ったら四輪とも見事にパンクしたそうです。ちなみにトラックはちゃんと立っていて、人生最悪の日だったと言っていました。だから本当にパンクしますよ。リンコさん、LAに来たら気をつけるようにしてください。
 
 
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