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開講資料館
開港広場と噴水
黒船模型
 攻略本に書いた1、2の散歩コースを歩く時、開港資料館は必ず通ります。ペリーが上陸した頃ここはまだ浜辺で、今資料館の中庭にある玉楠のそばに仮の迎賓館を建て、そこで日米和親条約が結ばれたのだそうです。
 その後開港され、このあたりは陸化されました。今の大桟橋のあたりに「象の鼻」と呼ばれるカギ型の防波堤ができ、イギリス波止場と呼ばれます。そのつけ根にあたるこのあたりには、運上所という今の税関みたいな役所ができて、周囲には一膳飯屋がたくさん建ったそうです。目はしのきく日本の商人たちにとっては、異国人は大きなビジネス・チャンスであったろうと思います。
 ちょうどここから東、山手寄りは外人の居留区、西の桜木町寄りは日本人街でした。日本ではじめての下水道が、英国人ブラントンの設計で居留地にでき、続いて日本人街にもできるのですが、その遺溝が見つかったので、資料館脇の公園開港広場には、現物が覗けるようにガラスで蓋をした場所があります。
 この開港広場の噴水は、「暗闇坂の人食いの樹」の冒頭で書いた噴水です。できた頃は、地面の凹地がそのまま池になったこのデザインが好きで、毎日のように散歩に来ました。秋には落ち葉が溜って水面に浮かびます。
 黒船の模型の写真は、以前この資料館で「咸臨丸展」があった時、里美ちゃんと観にきて、彼女が撮ったものです。本当は撮影禁止だったのですが、知らなかったのです。