200年11月27日、Pattyさん宛て
Pattyさん、
以下は、1階のレストランについての青写真です。金田さん、Matthewさんにも似たようなもの、送りました。Pattyさんにも送ります。ちょっと考えてみてくださいね。
1階に、「キッチン金田」があります。今は「準備中」ですが。「レストラン・ワッツ・ニュー」の厨房という解釈ですね。このレストランのメニューに、「御手洗もの」に登場した料理が並んでいる、という趣向を考えています。そしてこの料理名をクリックすると、作り方の説明に飛びます。
このレストラン内の壁には、メニューと別に、更新した箇所を逐次示すボードも、用意しようと思っています。
下に、御手洗ものに現れた、主だった料理を示してみました。まだこれが洩れているぞ、というものがありましたら、是非ご指摘をお願いします。御手洗もの以外でもいいです。吉敷のもの、あるいは単発の作品でもいいですね。
また、料理名は特定されていないが、たとえば『斜め屋敷の犯罪』のクリスマス・パーティでは、きっとこんな料理が出たに違いない、といった推測から発想した料理でもいいです。そんなアイデアありましたなら、是非教えていただきたと思っています。
『RESTAURANT』
御手洗シリーズに出てくる料理には、おおよそ以下のようなものがあります。
A、「数字錠」より、
エスカルゴの昔ふうオードヴル。
ムール貝のサラダ、リヴィエラふう。
七面鳥のポルト酒とフォン・ド・ヴォー煮込み。フォア・グラ入りソースで。
クレープ・スフレ、オレンジ風味。
(これは銀座の『マキシム・ド・パリ』をイメージしていて、かつて大阪のあるホテルが、洒落でこの通りの料理を作って、作家ツアーをやったことがあります。この時の体験レポートが、確か「TOILET
IN TOILET」サイトにありました)
B、「SIVAD SELIM」より、
鯖の味噌煮。
C、「里美上京」より、
馬車道ポニーのエビフライ。
D、「最後のディナー」より、
野菜スープと、チキン姿焼き。パン、みかんと苺。ワインを添えて。
E、「異邦の騎士」より、
レモン汁で食べる、良子ふう水炊き。
F、「IgE」より、
玄米粥。
G、「ロシア幽霊軍艦事件」より、
アワビのワイン蒸し、ピロシキ。ブリヌイ、ボルシチなど、ロシア料理。
H、「眩暈」より、
横浜中華街、翠香苑の、ひき肉のレタス包み。
I、「近況報告」より、
喫茶店レモン・ドロップのケーキ、たまごのムース。
さらに、『奇想天を動かす』とか、『占星術殺人事件』という名(たとえばです)のオリジナル料理とか。
また、ミステリーの古典名作に登場する料理でもいいですね。こういうオリジナル料理がもしできたならば、レストランのメニューにも載せておきたいものです。
島田荘司。
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